す○○○○○○○○のうち
言葉遊びの一つの例だけど、みんな、こんなの知ってるね。
す○○○○○○○○のうち(板書)ってのがある。
これに似たもので、和歌の形を取った物があるが、
○んのうの ○くらに ○るが ○ん○がり
お×△×△×△ ×△お×△×(板書)
だとか
○×○×が ○×○×のこし ○×○れず
○×○×かえる ○×○×のこえ(板書)
なんてのがあるが、知ってる者いるな。
その通りに、前の方は、
さんのうの さくらにさるが さんさがり
おてとてとてと てとおてとて
つまり
山王の 桜に猿が 三下がり
お手と手と手と 手とお手と手 となる。
山王というのはお寺だろう。そこの桜の木に、猿が三匹で、手をつないでぶら下がっている。そうすると、猿が三匹だから手は六本で
お手(上猿)と手(上猿)と手(中猿)と 手(中猿)とお手(下猿)と手(下猿) となる。
後の方は、今、誰かが言ったように 「ウリ」で
瓜売りが 瓜売り残し 瓜売れず
売り売り帰る 瓜売りの声
これは説明する必要はないな。
ローマ字と言うのもある。こんなのどうだろう。改めて出されるから、びびっちゃう奴もいるかも知れないが、知ってる者、多いと思うよ。
○×△□○×△□○×△□ UR□○×△□○×△□○×△□ ○×△□TOR×G□×RU(板書)
おっ、分かった者いたな。そうだ。○→N、×→I、△→W、□→Aで「にわ」又は「には」だ。
NIWANIWANIWA URANIWANIWANIWA NIWATORIGAIRU
「庭には二羽 裏庭には二羽 鶏がいる」となる。この場合は、「は」を「わ」と発音する時をうまく使っている。
所で、さっきの和歌のようになってる物で、先生が考えたのがある。和歌五七五七七の中で、31文字の中の27文字が同じという凄い奴だ。どんなのかって言うと
せんそう○ ○○○○○○○ ○○○○○
○○○○○○○ ○○○○○○○(板書)
○はみんな同じ字だ。「あ」だったら「あああ・・・」となる。「い」なら「いいい・・・」だ。誰か分かるかな。ちょっと無理か。だったら正解をご伝授しよう。答えは「だ」です。
戦争だ! ダダダダダダダ ダダダダダ
ダダダダダダダ ダダダダダダダ(笑声)
大変だ。戦争が始まった。機関銃の音が耳を引き裂く。とりあえず食料だけは持って、山の中に逃げ込めなんて事だけど、いずれギネスには登録するつもりだがな。(笑声)
何、インチキだって。擬音語使えば色々出来るって。
「ブ」でも出来るって。そりゃお前、少しばかり品が良くないんじゃないか。(笑声)
このほか、先生の発明には、和歌じゃないけど、こんなのがある。
○×△○×△○×△○×△?
同じ文字の繰り返しだ。
「アイウ」だったら「アイウアイウアイウアイウ?」となる。(笑声)
一番最後の「?」がヒントになるな。これは疑問文だから、○×△が疑問形になればいい。「アイウ?」じゃ疑問形にならない。
「ナンダ?」なら疑問形だけれど、これじゃ
ナンダナンダナンダナンダ?(笑声)
となって、クイズにならないし、面白みがない。
一つひとつの○×△が、それぞれ別の意味を持っているんだ。
ちょっと無理だな。正解はと言うと、○→イ、×→ク、△→ラ、なのであります。
つまり「イクライクライクライクラ?」
何だか分からないみたいだな。じゃ解説すると
初めのイクラは、漫画のさざえさんの中に出てくる所の、「イクラチャン」なのであります。(笑声) つまり「イクラ!」と、さざえさんか誰だかが、呼びかけたのです。
次のイクラはと言うと、これはお魚屋さんで売ってるイクラです。鮭の卵ですね。
三番目のイクラは、「何グラム?」と量を聞いているのです。
最後のイクラは、君達が一番使うでしょう。「これ、イクラ?」と言うやつです。つまり値段を聞いてるのです。
と言うわけで、意味は
「イクラちゃん! お魚屋さんで買ってきたイクラは、何グラムで、何円だったの?」と言う訳にてござりまする。(笑声)
話が前に戻って、す○○・・の答えは「も」で
すもももももももものうち(李『すもも』も桃も桃の内)
となるが、これは少し考えりゃ分かる。日本語の中で、二つの単語を繋ぐ助詞は
AとBと AやBや AかBか AもBも
と言う風に限られてしまって、「と」「や」「か」等を順に調べていけばいい。例えば「と」だったら
すとととととととととのうち(笑声)
これじゃ何だか分からないね。そこで「も」に行き着くって訳だ。
前の学校に、素桃(すもも)って言う変わった苗字の子がいたが、バスケの試合する時に、その子のチームが「スモモモモモモモモノウチーム」と言う名を付けた。(笑声)
掲示板に名前を書ききれなくって、係りの子が困ってたよ。(笑声)
<脱線千一夜 第69話>
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